【一期一家】光と木の香り感じる心地良い生活動線の家

[ Vol.109(2017年10-12月) ]

109

町田市H様邸


町田市H様邸



家をつくる時、どんなところにこだわりましたか?


私自身、家事が苦手で毎日コツコツ掃除をする事が出来ないので、出来るだけ自分も楽に、そして家族にも負担にならない自然な流れをつくる事で家を綺麗に保ちたいと思い生活の動線を一番に考えました。運動して帰ってきた子供たちがリビングに入る前にお風呂へ行き、着替えてからリビングへ来る流れがとても良いです。


また、洗濯物は1階で干す事(スキップバルコニー)が出来て、外の通りからも干した洗濯物が見えないのもとても気に入っています。リビングは自然光が沢山入り大きな窓から庭の緑が見え、季節の草花が室内に居ても感じられます。




実際に住んでみた感想はいかがですか?


太陽の光をたくさん感じられます。朝日がちょうど玄関の窓から入るので朝からとても気持ち良いです。夏の暑い時期はシェードが大活躍しています。冬は今までずっと悩んでいた結露から解放されてとても快適です。エアコンをつけて室内で洗濯物を干すと部屋の湿度も保たれていて丁度良く、冬の洗濯物干しが辛くなくなりました。あと、家へ帰ってくると室内に木の香りがするのも好きです。住みながらこの家づくりに携わって下さった方々の事を思い出し、短い間でしたが楽しい時間だった事を思い出します。



親しいお友達にこれから家を建てるとしたらどんなアドバイスをしますか?


初めて家づくりは楽しみですが、決める事がたくさんあって大変だと思います。
私は途中考えがまとまらなくなったり、正しい判断なのか分からなくなる事がありました。そんな時は担当の方に相談し、プロの目から見た意見を聞いた上でもう1度自分の考えと擦り合わせる事で考えがまとめる事が出来たと思います。なので、迷った時はプロの方の意見を聞くのが間違いないと思います。親身に時間をかけて一緒に考えて下さる経験豊富な方々の意見はとても参考になり有難かったです。




家づくりのこだわりをランキングにすると?


第1位★家事がしやすい間取り(特に洗濯物)
第2位★リビングと庭をつなぐ大きな窓
第3位★主人の部屋(書斎)とルーフバルコニー





【間取】3LDK+大型収納【工法】木造軸組工法【延床面積】99.00 ㎡
【敷地面積】149.53 ㎡【一階部分】57.00 ㎡【二階部分】42.00 ㎡









設計担当 高橋設計させて頂くにあたり「自由度の高い生活動線・居心地の良い空間づくり・道路から洗濯物が見えない工夫」という御要望がありました。そこで、敷地と道路の高低差1.5mを利用し、1階リビングにスキップバルコニー(1階床より+1.0ⅿの高さ)を配し、その下部にエントランス部分の階段を融合させた空間を「計画軸」としたご提案をさせて頂きました。平面的な動線だけではなく、適度な段差を利用したメリハリある空間となり、敷地条件をクリアした上でプライバシーなどに配慮加えることが出来ました。また、1階収納を中心とした回遊動線や、ウォークスルークロゼット→書斎→ルーフバルコニーへ続く無駄をない空間利用、スキップバルコニーへ続く3段の階段は、中身を収納にも使いつつ、陽だまりの中の寛ぎスペースといったように随所に工夫を取り入れる事でH様ご家族にとって居心地良いお家づくりが出来たのではないかと思います。
設計担当 高橋








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